Kokoro no Mori
毎年発行しています

R.5 Kokoro no Mori

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令和6年3月1日 発行


延岡市PTA連絡協議会 会長
荒木 大介

 会員の皆さまには、日頃よりPTA活動にご理解ご協力をいただき本当に感謝申し上げます。
本年度は、「『今だからこそ』前進へ!未来へつなぐ幸動するPTA」をスローガンに活動してまいりました。

 この数年間のコロナ禍でのPTA活動はなかなか困難な時期ではありましたが、本年度からは以前とほぼ通常通りの活動ができるようになりました。市Pの活動では、3年ぶりに開催できた全体役員懇親会。懇親ミニバレーボール大会や、家庭教育学級では親子で楽しめるボードゲーム体験やオンラインゲーム体験。

 また多くの延岡市の委嘱会議にも参加をさせて頂きました。この様々な活動を、もっと多くの方に参加していただき、理解者が増えるように当会も努力して参りたいと思います。

 本年度、延岡市PTA連絡協議会 創設60周年になりました。これまで繋げてきた想いや伝統を引き継ぎながら、子供達の未来に繋げる活動をさらに勢いを増して前進して参ります。研究大会も周年事業としての開催をさせて頂きました。その中で、今まで60年間使用させていただいた伝統のロゴマークも刷新するコンテストも開催させて頂きました。
コンテストには147名の作品の応募があり、応募頂いた中のコメントを見ると日頃の感謝を書いてくれている方やPTA活動をしっかり理解してくれている子供達のコメントに心をうたれました。今回ご協力をいただいた児童生徒・保護者の皆さまには本当に感謝申し上げます。
新しいロゴはこれからの未来へスタートしていくためのシンボルとして使わせて頂きます。

 最後に本誌の作成にご協力、ご尽力をいただいた皆さまに感謝申し上げます。私たちPTAの『幸動』で子供達が笑顔になる活動を前進させていって頂きたいと思います。
1年間本当にご協力ありがとうございました。

大人の主体的な学びが、
子どもの「幸動」につながる延岡へ


延岡市教育委員会 教育長
澤野 浩司

 延岡市PTA連絡協議会設立60周年を迎えられたこと誠におめでとうございます。これまで単位PTA団体を繋ぎ、意義ある活動を継続されてこられた関係各位のご尽力に対し、敬意を表するとともに、今後貴協議会の益々のご発展を祈念申し上げます。

 さて、わかあゆ教育プランがリニューアルされ、2年が過ぎようとしています。本年度の貴協議会のスローガンにも「幸動」という言葉を用いていただいているように、様々な機会に「幸動」という言葉を見聞きすることが多くなり、この言葉に込められた理念の浸透を感じています。その背景には学校関係者や保護者の皆様のご理解は勿論ですが、学校における子どもの学びの質に対する社会の質的な変化があるように感じています。
国内外に多くの社会課題が山積する中、将来を担う子どもたちへの期待が益々高まってきており、「豊かさとは何か?」「何のために学ぶのか?」「学んだことをどう社会を豊かにすることにつなげていくのか?」という問いに正面から向き合うことの必要性は我々大人にも突きつけられていますが、これからの社会を生き抜いていく子どもたちにも求められています。

 昨年12月に「新しい学びプロジェクト研究発表大会in延岡」という東京大学が開発した「知識構成型ジグソー法」という新たな学びのスタイルを用いた授業研究会が、東小学校と土々呂中学校で開催されました。全国から多くの先生・教育委員会関係者等が集い、延岡市の子どもたちの学びを参観後、熱心な研究協議を行っていただきました。東小の6年生・土々呂中の1年生いずれも示された資料を自分なりに理解し、互いに理解したことを用いて議論する活動の中では、解決すべき課題に向け、それぞれが理解した異なる知識や新たな問いについて対話を通して思考を深め、解決に至らせる見事な学びを展開していました。まさに、知識伝達型の授業から脱却し、子ども自らが主体的かつ協働的に学んでいる姿がそこにあり、私は子どもたちの学びの過程を誇らしく感じました。このような学びは一朝一夕に成立するものではありません。不断の積み重ねがあってこその姿でありました。事後の研究協議では、子どもの学びをさらに深化させるための指導の在り方について、参加者の研究協議が深まり、参加者にとっても多くの学びが生まれたことは言うまでもありません。

 予測不可能な社会を生き抜いていく子どもの学びを深めるためには、我々大人も学び続ける必要があります。逆に言えば、学び続ける大人の存在が、子どもの「幸動」につながります。「子どもを主語にした学び」という言葉を多く聞くようになりました。こうした学びを実現するために、是非、60周年という節目を迎え、さらに高みを目指されようとされている延岡市PTA連絡協議会の皆様とともに、我々も一緒に学び続け、挑戦し続ける大人でありたいと考えています。

 本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

保体委員会
– 市PTA保体委員長 川上 忠頼 –


 令和5年7月8日 北浦体育館、北浦小体育館にて小・中学校合わせて24チーム238名参加し、役員親睦ミニバレーボール大会を開催しました。
コロナ禍明けという事もあり想定を超える参加者の数に嬉しい誤算となりました。

 大会当日は素晴らしい天気(熱中症の事もあり曇りか雨が良かったんですが・・・)のもと恒富小さんによる趣向を凝らした選手宣誓から三川内小中、山本会長によるステージショー?いや、準備体操?で体も気持ちもほぐれたのではないでしょうか(笑)
予選リーグ、決勝トーナメント共にどの試合も楽しくかつ真剣なプレーで大変盛り上がっていました。

結果

1位グループ三川内小中A
2位グループ黒岩小中
3位グループ延岡中
4位グループ土々呂小

が各グループの優勝となりました。おめでとうございます。

 また、開催地である北浦小さんからメヒカリの賞品の提供があったのですが、順位の結果、北浦小さんがゲットするという珍事があり、急遽、最下位賞を作り北方学園さんが棚ぼたでゲットしました。

今回の開催では、地元のお店(臨港さん・中村屋さん・よし屋さん)によるお弁当やドーナツの販売、臨港さん提供のお食事券の抽選会と参加していただいた方々の親睦はもちろんの事、より楽しんでもらいたく企画しました!
どれも大変美味しく食でも楽しめたのでないかと思います。
そして、何より怪我人もなく無事に終える事ができましたのも皆様のご協力のお陰であります。本当に有り難う御座いました。
そして、保体委員会の皆さんの盛り上げたい気持ちとチームワークに助けていただきました。心より感謝いたします。

令和6年は北川開催です。次も盛り上がっていきましょう!!

市P研究大会実行委員会
– 市P研究大会実行委員長 稲葉 竜太 –


 令和6年1月13日の土曜日に新しく開館した野口遵記念館において第28回目の研究大会を開催致しました。

多忙を極める土曜日の午後及び感染症の拡大が心配される中ご来賓や表彰者をはじめ多数の方々にご来場いただきました。
創立60周年を迎えた市PTA連絡協議会を記念して例年より盛大に開催し無事終えましたことを心より感謝申し上げます。
ご来場いただいた皆様ありがとうございました。

 メインである講演会には北浦町を拠点に活動活躍されておられるNPO法人「陽の環」の小泉明子さん(母)、小泉陽平さん(子)のお二方がご登壇され終始和やかな雰囲気のもとご講演いただきましたが、講演内容に関してはとても濃く充実しており今私たちが直面している、

  • 子育てについて
  • 家族の在り方について
  • 不登校や引きこもりについて

を軸に約2時間気付かされる事ばかりの講演でした。
各家庭に該当するしないに関わらず色々な事に悩んでる困ってる家庭があるという実態を知るためにも欲を申せばもっともっとたくさんの方々に講演を聞きに足を運んでいただきたかったと思いました。

そのためには、

  • 講演の周知の徹底
  • 曜日や時間帯の調整
  • 参加しやすい環境作り

等今回の色々な反省点を次回以降に活かしていこうと思いました。

 次年度は延岡西臼杵地区にて今年の12月にPTAの県大会が開催されます。
2~3年後には宮崎県にてPTAの九州大会が開催されます。
子育て真っ最中の我々にとって有意義な大会になります様努めて参りますので今後もどうぞ宜しくお願い致します。

広報委員会
– 市PTA広報委員長 友碇 将徳 –


延岡市PTA連絡協議会設立60周年を機に市PTAホームページをリニューアルしました。
これまでのホームページも素晴らしかったのですが、スマートフォンでの閲覧を意識したデザインに再構築しました。
市内37の小中学校PTA公式インスタグラムの運用も開始されることから、ホームページとインスタグラムを連携させてPTA活動の一層の見える化を図っていきます。

公式サイトURL→ https://nobeokapta.com/
公式インスタグラムURL↓
https://www.instagram.com/nobeokasi_pta/

今年度より、会報「こころの杜」は冊子での配布は廃止とし、ホームページ上で公開することにしています。ペーパーレスにすることで、環境への配慮や印刷コストの削減、また、市PTAホームページをリニューアルしたことで、パソコンやスマートフォンからいつでも閲覧をしてほしいという想いからです。
但し、紙面で読まれたい方に対しても、PDFをダウンロードしご自身で印刷していただけるようにしています。

家庭教育学級
– 市PTA副会長 河野 望美 –


夏休みに親子で参加型の家庭教育学級を開催しました。
1回目は「ボードゲーム体験」Ncafeの中山さんの紹介で世界中のボードゲームを体験しました。
「eスポーツ体験」では プロゲーマーのoka様にご指導いただきました。
どちらの体験も 大人子ども関係なく楽しめました。
子ども達のほうが頭が柔らかくて強かった!?かもしれません。
来年度も親子参加型の家庭教育学級を予定してます。
お楽しみに!!!


 2023年8月、第71回日本PTA全国研究大会 広島大会へ参加しました。
テーマ『変化の時代に向け、PTA自身が学びの変革を!~見つけ 考え かわろうや ぶち楽しいで!!~広島から全国へ』

 2日間にわけて行われ、初日は8つの分科会が開催されました。
私は特別第2分科会 文部科学省協力の【教育の情報化の推進】を選択しました。
自分が子どものころ体験してこなかった新しい情報やデータが増える中、リスク管理と上手に活用する方法を学びました。
ライフキャリアの4L ①LOVE 愛 ②Labor 仕事 ③Leisure 余暇 ④Learning 学習の話の中で、『人生を楽しむキャリア教育』も大事と言われたことが心に残りました。

 2日目は全体会の記念講演として講師黒川伊保子氏『心のトリセツ~「逃げ癖」を「意欲」に変える脳科学~』が行われました。
脳の仕組みの観点から、子育ての話が行われ、とても興味深かったです。
PTA役員の保護者のみならず、親子で聴きたいお話でした。

 初めて日本PTA全国研究大会へ参加したのですが、宮崎県PTA役員さんの熱量の高さに驚きました。子どもと学校の先生方と保護者を取り巻く環境で活動するPTAの有難さを感じた2日間でした。
全国大会へ触れる機会も少ないかもしませんが、学んだことを共有し、みんなで学ぶ場が出来たら良いなと感じました。
是非機会がありましたら、全国大会でのお話も聞きにいかれてみてください。
貴重な機会をありがとうございました。


 10月28、29日の2日間、延岡市PTA一行は九州ブロック研究大会に参加するためバルーンが舞う佐賀へ行ってきました。また、九州一円から約5000名が参加し「SAGAそう 子どもの未来 見直そう PTAの力」のテーマの下、盛大に行われました。
私自身、2度目の参加ですが毎年参加したいと思うほど楽しみにしている行事です。大型バスで皆と旅行気分!というのも楽しみ要因のひとつですが、何より市内・県内さらには九州内のPTAの方々と同じ意識のもと、意見交換や情報交換を行い、「それわかるわ~」「なんそれ!めっちゃええ取り組みしちょるやん!」などと必ず得るものが多くあるからです。今回も人・もの・知識・感動・出会い・発見と様々なものを得ました。美味しい佐賀グルメで体重1キロ増もしっかり得ましたが・・。

 佐賀大会で印象に残った言葉の一つに【温度差】というものがあります。
PTA活動するにあたり、その思いには必ず温度差がある。楽しい活動と思う人や組織もあれば、そうではない考えも。その中でその温度差を互いに理解しあって活動していくことが重要ではないか?というものでした。まさに大会テーマに当てはまる、深化した組織の在り方を考えるきっかけとなりました。

 佐賀アリーナという新しく素敵な場所での全体会。タニタ社長の貴重な講演、佐賀出身のはなわさんの笑えるけど、心打たれて泣けた歌、地元の高校生によるマーチング、各分科会での研究発表、全てがプラスになるものばかりでした。
次回は長崎大会!延中さんの研究発表も予定されており、今から期待が膨らみます。

↑延岡市PTA一行
↑佐賀アリーナ
↑団体表彰 北浦小学校

 令和5年12月2日(土)に開催された同大会に参加してきました。今回は令和6年1月の延岡市PTA研究大会、同年12月の第66回宮崎県PTA研究大会に向けて延岡市PTA連絡協議会として大会運営を学ぶ目的もありました。延岡市からは保護者、教職員含め約40名が参加致しました。

 本大会では「子どもの未来を見据え、家庭と学校と地域とが協働して子どもを支え、応援することの意義を考えよう ~子どものキャリア形成を支える家庭と学校と地域の連携協働の在り方~」をテーマに、研究発表では小林市立細野小学校、高鍋町立高鍋東中学校の2校の発表がありました。
細野小は「家庭と学校、地域をつなぐPTA活動」、高鍋東中は「連携協働を考えたこれからのPTA活動の在り方~コロナ渦での経験を生かした活動」という表題で家庭、学校、地域の繋がりの大切さを認識しながら、本当に必要なPTA活動、取り組みとは?と考えさせられる内容で、共通の認識課題として大変学びの多い発表でした。

 その後の全体討議ではファシリテーターという中立の立場を守る会議の進行役の華麗で流れのあるディスカッションが展開され、単Pでもこういう方がいたら会議がより活発に楽しくなるのかなど考えもしました。大会終盤には延岡市PTA連絡協議会全員で壇上に上がらせて頂き、令和6年12月開催の延岡、西臼杵郡合同開催の「第66回宮崎県PTA研究大会」の次期開催地アピールを行い、延岡市P荒木会長作成の渾身の紹介映像が完成版前のものが流れたりとハプニングはありましたが大会アピールは出来たのではないかと思います。
PTA愛に溢れた素晴らしい大会でした。

↑R6開催は延岡・西臼杵
↑延岡市PTA一行

個人表彰


恒富小学校富井 健司 様
南方小学校松田 陽子 様
大村 真子 様
新谷 友子 様
藤本 ゆかり 様
永友 孝生 様
甲斐 美樹 様
上南方小中学校竹中 彰紘 様
矢野 美代子 様
三川内小中学校内田 勝行 様
恒富中学校竹井 敏雄 様
岡富中学校荒木 大介 様
岩田 浩之 様
甲斐 恵理 様
山名 勝 様
旭中学校垂水 裕子 様
日高 麻夕紀 様
南中学校河野 望美 様
松本 恵美 様
北浦中学校大戸 孝一 様
北川中学校矢野 圭一 様

PTA新聞コンクール

小学校の部

最優秀賞北浦小学校 様
優秀賞川島小学校 様
努力賞東海小学校 様
特別賞土々呂小学校 様

中学校の部

最優秀賞岡富中学校 様
優秀賞土々呂中学校 様
努力賞延岡中学校 様
特別賞旭中学校 様

ロゴマークコンテスト

延岡市PTA連絡協議会設立60周年を記念し、延岡市PTA連絡協議会の新しいロゴマーク募集。市内小中学生および保護者より147名の応募がありました。

最優秀賞延岡中学校2年 増田 光莉 様
優秀賞岡富小学校1年 那須 千紘 様
旭中学校3年 西山 依穂 様
西小学校保護者 三森 由希子 様
↑最優秀作品

編集後記

今年度は、延岡市PTA連絡協議会の設立60周年という大きな節目にあたり、市P研究大会記念大会の開催、市Pのロゴマークコンテストによる新しいロゴへの移行、ホームページのリニューアル、PTA公式インスタグラムの運用開始など、『今だからこそ』前進へ!未来へつなぐ幸動するPTA のスローガンのもと多くの挑戦をした年になりました。
今後も「挑戦」をあきらめずに、子どもたちの笑顔が見られるような活動をしていければと思います。
会報「こころの杜」の制作に携わっていただいた皆様、ご協力ありがとうございました。

市PTA広報委員長 友碇 将徳 

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